牛丼最後の日とリスクヘッジ

今日で吉野家の牛丼が最後(しばらくのお別れ)だそうだ。私的には牛丼に思入れがないが世間はえらく騒いでいますね。みんなそんなに牛丼が好きだったの(^^;?

ところで今回のことで再認識されたことはひとつの生産地域に依存することのリスクである。牛丼の牛肉はアメリカ産でなければと言っているが、長い目で見てこれからは他の地域(オーストラリア?)でも牛丼に最適化された牛の生産体制を整えることが必須だろう。別に牛に限ったことではない、米や野菜だって同じである。地球全体に生産地を分散することにより家畜の伝染病や天災による不作に対するリスクヘッジが可能になる。これが本当の意味でのグローバリゼーションというものである。

さて、一極集中によるリスクは“食”の世界に限ったことではない。コンピュータの世界も同じである。パソコン界の恐竜 Windows や UNIX 界の皇帝ペンギン Linux もそう。恐竜は風邪ウィルスで全滅したという説もあるが Windows もたった1つのコンピュータウィルスの影響は絶大である。Linux にしたところで SCO 裁判(*1)の判決次第でどう転ぶかわかったものではない。

*1) 個人的には馬鹿げた主張だと思うが、“正義の国”は「正義が勝つ」のではなく「勝ったものが正義」なのである。それを考えるとどんな馬鹿げた主張(*2)や裁判もどうなるかは結果を見るまでわからない
*2) そもそもイラク戦争などという野蛮行為がまかり通る国だし

Tags:

Leave a Reply