PC部門の売却が決まった IBM だが ITmedia に「IBM PCの歴史を振り返る」という記事が載っていた。
PC互換機の本家だった IBM の PC ももうすぐその終焉(*1)を迎えるわけだが感慨深げである。もともとは IBM から依頼されて PC-DOS(MS-DOS の IBM PC版)を提供した Microsoft だが、いつの間にか「ひさしを貸して、母屋を奪われた」形になってしまった。皮肉なものである。
ずっと昔から PC 事業は儲からないと言われ続けてきた。PC に対するイニチャティブも Microsoft と Intel に奪われてしまった。そういう意味では潮時だったのかもしれない。
個人的には最近発売されたばかりの指紋認証搭載 ThinkPad が気になっていたので少し(だけ)残念。
IBM にはまだ Power や PowerPC(*2) もあるし、SONY や東芝と開発中の CELL もある。そういった方向での今後に期待。
*1) しばらくは Lenovo(聯想集団)でその系譜は引き継がれるが IBM 色がなくなったその先はもはや IBM PC とは言えないだろう
*2) IBM にがんばってもらわないことには Mac のハード(MPU)も発展しないしね(笑)
⇒ IBM PCの歴史を振り返る(ITmedia)
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