PC WEB のコラムで iPod Linux のインストール方法が掲載されていたのでさっそくうちの iPod mini(初代) に導入してみました。
⇒ 第4世代iPodにLinuxをインストールしてみました(1)（PC WEB）
※言わずもながのことですが、iPod Linux の導入は Your own risk（自己責任）で行って下さい。
= iPod Linux 導入メモ =
0) 必要なファイルのダウンロード
http://sourceforge.net/projects/ipodlinux/
arm_elf_stl.pkg.tar
ipod_fs_040403.tar.gz
uclinux-2.4.24-ipod2.tar.gz
http://ipodlinux.org/builds/
2005-08-08-kernel.bin.gz（最新のもの）
2005-08-08-podzilla.gz（最新のもの）
http://pcweb.mycom.co.jp/column/osx/145/
145files.tgz
1) ファームウェア（ローダ）の作成
1.0.1) arm_elf_stl.pkg.tar を Mac OS X にインストール
1.0.2) make_fw, loader.bin の make
$ cvs -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.net:/cvsroot/ipodlinux login
(Logging in to anonymous@cvs.sourceforge.net)
CVS password: [hit enter]
$ cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.net:/cvsroot/ipodlinux co -P tools
$ cd tools/ipodloader
$ cd make
$ cp make_fw, loader.bin 作業用ディレクトリ
1.1) オリジナルのファームウェアを保存
$ dd if=/dev/デバイス名 of=ipod_original_firmware
※デバイス名は diskutil list | fgrep Apple_MDFW で確認すること
1.2) 作業用ディレクトリに必要なものをそろえる
make_fw（1.0.2 で作成したもの）
loader.bin（1.0.2 で作成したもの）
ipod_original_firmware（1.1 で作成したもの）
2005-08-08-kernel.bin（← 2005-08-08-kernel.bin.gz）
1.3) 新ファームウェアの作成
$ cd 作業用ディレクトリ
$ ./make_fw -3 -o apple.bin -e 0 ipod_original_firmware
$ ./make_fw -3 -o newloader.bin -i apple.bin -l 2005-08-08-kernel.bin loader.bin
※ -3 は第4世代iPodのためのオプション
1.4) 新ファームウェアを iPod に転送
$ dd if=newloader.bin of=/dev/デバイス名
※デバイス名は diskutil list | fgrep Apple_MDFW で確認すること
2) ファイルシステムのコピー
2.1) ipod_fs_040403.tar.gz（*）⇒ iPod のルートディレクトリ
2.2) uclinux-2.4.24-ipod2.tar.gz（/lib/modules/2.4.24-ipod2） ⇒ /lib/modules/
2.3) 145files.tgz（rc, inittab）⇒ /etc にコピー
2.4) 2005-08-08-podzilla.gz（2005-08-08-podzilla）⇒ /sbin, chmod +x, シンボリックリンク podzilla を作成
※作業に root 権限は不要
ファイル・ディレクトリの所有者／グループが全部自分のになって気持ち悪い状態だけど動作するみたいなので気にしない。まぁ iPod だし基本的にスタンドアロンだからセキュリティ等は「ま、いっか」という感じ
※予め Mac 上で作成しておいて Finder で一括コピーすると iPod がぶっとんだ場合でも復活が楽になる
3) Linux の起動
3.1) iPod で MENU + 選択ボタン（中央）でリスタート
3.2) アップルマーク表示中に巻戻しボタン（左）を押し続ける
※リスタート（ボタンを押すタイミング）が意外と難しい(^^;
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