従来の PowerBook G4 よりも(赤くないのに)4倍速いことをうたっている MacBook Pro だが、その4倍という数字の中身に注意してみよう。
アップルのページを見るとアプリケーションパフォーマンスで4倍速いのはレンダリングだけであることがわかる。つまり GPU(ATI Mobility Radeon X1600) の実力なのだな。メモリも2倍速いのを使ってます。
Dual Core だからといって単純に2倍の速度になるというわけではないが、Mac OS X は MP に対応しているのでその実力を発揮しやすいことを考えると GHz あたりの実力(アプリケーションパフォーマンス)はどっこいどっこいという気がしないでもない。
あと、ベンチマークをとっているコンパイラの性能も気になるところ。Intel のコンパイラと IBM のコンパイラで比較しているのだがどうなんでしょう。ちなみに Intel のコンパイラ(icc)はコンパイルしなおすだけで gcc よりも 30% 速いという話があります(たぶんいろいろな条件が揃えばだと思うが)。
単純に比較するなら gcc 同士でベンチマークを比較したほうがいいような気もするが、コンパイラによる最適化も含めて MPU の実力と言われたらそういう気もするしね。
追記:Intel がApple向け開発ツールのβ版をリリースしたそうです
⇒ MacBook Pro – Intel Core Duo(アップル)
⇒ Intel、Apple向け開発ツールのβ版リリース(ITmedia)
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