パンドラの匣『きぼう』、宇宙(そら)へ

TVニュースでやってましたが国際宇宙ステーション(ISS)への有人宇宙施設『きぼう』の第一便打上げが成功したそうです。

ただね、この計画いろいろと前途多難なんですよね。周知の事実としてスペースシャトルは 2010年で引退になります。なんだけど、スペースシャトルに替わるアメリカの有人宇宙船 Orion はまだ出来てません。Orion の完成予定は 2014年らしいのだけれど、どんなにうまく行っても最低3年間はアメリカが有人宇宙飛行できないブランク期間ができることになり、その間ロシアのソユーズだけになってしまうということです。ソユーズだけで ISS を維持できるのかなかなか難しいところ。ISS が維持できなければ破棄ということになるのだけど、当初の計画から遅れに遅れて(電子機器なんて時代遅れとか、老朽化や保守部品が手に入らないなんて言われてるし)打上げられた『きぼう』もお金をブラックホールに捨てることになってしまうかもしれません。

まぁ、とにもかくにも打ち上げられたパンドラの匣『きぼう』ですが、なんとか匣の奥に《きぼう》が残っていることを祈ります。

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2 Responses to “パンドラの匣『きぼう』、宇宙(そら)へ”

  1. T より:

    無人のHTV,ATVがあるんだけど。シャトルだけではないんだけどね。

  2. gnue より:

    T さん、こんにちは。
    なるほど、補給物資の輸送は無人機ということですか。

    ISS に何人常駐するのかはわかりませんが、とりあえず交代要員だけ有人機で行き来できればいいということですね。ただ、ソユーズの定員(3名)から考えるとそんなに「きぼう」に人を避けませんよね。

    それと何よりもソユーズにトラブルが合った場合のバックアップがないというのは不安を禁じ得ません。

    あと、HTV って実際にいつから実際に打上げられるのでしょう。JAXA のホームページを見ると「開発中」ということなので実際にはまだできてないということですよね。