今月号の Mobile Press に載っていたセイコーのノートブック・パソコンを見ました?
キーボードとタッチパネル(ペン?)のデュアル方式なんだけど、いままでのものとはちょっとギミックが違っている。
富士通の InterTop も両方使えるタイプだけど、InterTop の場合はディスプレイを垂直軸でそのまま360度回転させて本体の裏にくっつける方式。当然、裏側のキーボードは剥きだしでちょっと気持ちが悪い(川崎デザイン・ファンには恐縮だが私はそう感じる)。
さてこのセイコーのノートブックだが、ディスプレイを水平軸方向に180度回転させ、キーボードの上にそのままくっつけて使う方式である。そう、最近の液晶付きビデオカメラ(SONY DCR-PCV7 など)を持っている人にはお馴染みのあの方式である。キーボード入力とペン入力の2つの要求を満たす形としてはこれが究極ではないだろうか。前からうちのビデオカメラを見ながら、こういう方式のノートパソコンができないかなとずっと思っていたので、ちょっと嬉しい。
でもこれがセイコーから出ていたというのがちょっと驚き。こういうのって SONY か SHARP かなと思っていた。
あとこの機種の特徴だが、反射型カラー液晶と低電力駆動CPU、それに10時間の長時間駆動だ。去年 反射型カラー液晶が展示会でかなり参考出品されていたから、今年はその搭載機が出るだろうと思っていたけど、もう出てきたんだねぇ。
で、この機種だが一般売はしていないらしい。俗にいう特定業種向けというやつだ。残念。値段はオープンプライとしか書いてないのでわからない。
でも今年のノートブック市場は面白くなりそうだね。SONY VAIO の薄型ノートブックに他のメーカーも手を拱ねいていないだろうし、反射型カラー液晶搭載マシンの動向も見逃せない。