いいぬまさんのところで、生産中止が発表された HP200LX の生産中止反対運動が取り上げれたけど、HP200LX だったら反対運動とは別のもっと違う方法論があるじゃないかと思う。
HP200LX の生産中止に反対している人たちは、たぶんあのコンパクトなサイズで、MS-DOSが動作し、バッテリ寿命が長く、キーボードがついているシンプルで快適なパソコンが欲しいのだと思う。
HP200LX に限らず MS-DOS版のモバイルギアもなくなり(と書いたのですが、企業向けの生産が行われており、その一部がアキハバラにまわってきたりするらしい)、メーカーはどこも WindowsCE に移行しているわけだけど、もしメーカーのブランドにこだわらずそういうハードが欲しいのなら、メーカーに頼らず自分達でカスタムメイドのハードを造ることはできないだろうか? デスクトップ PC の世界では自作パソコンがよくあるが、ハンドヘルドの世界でも自作ハンドヘルドはできないものだろうか?
Newton の場合と違って HP200LX の場合は枯れた技術の集大成である。80x86 系のカスタム・チップなんて腐る程あるし、DOS を動かしたいなら DR-DOS を乗せることもできる。DOS が嫌いなら PocketBSD という手もある(MS-DOS版モバイルギアはこれが嬉しい)。
この構想は阻む問題は以下の3つだ。
既存のチップだけでマザーボードをどこまで小さくできるか?
マザーボードの設計を誰がやるか?
匡体はどうするか?
もし、匡体を金型からおこすとして幾ら費用がかかり、需要がいくつあればペイするか?
個人に BIOS を売ってくれる企業はあるか?
こういうモノが好きな人にはメーカー勤めのハード屋さんが多いので、もし本気でやる気になればそのつてである程度は何とかなるのではないかと楽観的な予想をしている。たぶん、一番の問題は匡体作成のための費用だろう。
半分夢みたいな話だけど、半分本気です(笑)
私はハードにはあまり詳しくないので、実現性についてハード屋さんの意見を是非聴かせて下さい。また、「実は俺もそう思う」という意見も待ってます。
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