Feb 2000

(C)2000 GNUE(鵺)
DATE: 2000/3/2

2000/2/29
[Newton] Newton PkgInfo for Macintosh 1.0a4 を登録

見た目はウィンドウ・タイトルが表示されるようになったぐらいで、機能的にはほとんどかわっていません。


2000/2/28
[Programming] Carbon は簡単....?

Carbon のプログラミングの話題って少ないねぇ。この前、いいぬまさんに「Carbon のプログラミングって簡単なのかな?」と聞かれたんだけど、私は「普通のアプリをつくるぶんには Carbon のほうが楽」だと思ってます。

なんで Carbon のほうがプログラミングが楽かっていうと、レガシーな環境を考えなくていいからなんです。

例えば、アプリケーションでよく使われているユーティリティ・ウィンドウ(フローティング・ウィンドウのこと)なんだけど、実はちゃんとした API が用意されたのは Mac OS 8.6 の Window Manager からだったりします。普通、最低でも Mac OS 8.1 ぐらいから対応したいところだから、結局はごりごりとプログラミングを書くしかないないわけ。

でも、Carbon なら最初からユーティリティ・ウィンドウの API を持っているからその必要はないんだよね。それに、Carbon 1.02 は Mac OS 8.1 から使えるから普通だと Mac OS 8.5, 8.6 からしか使えない API でも使えちゃうのが嬉しい。

Appearance もそう。Carbon なら Appearance Manager を前提にプログラミングできるから、その分プログラミングが簡単になるんだ。

で、これはあくまでも High Level Interface しか使わない「普通のアプリ」をつくる場合の話ね。Low Level Interface を使わなければいけないようなソフトは、それに代る API が用意されるまでは使えないってことです。

あと注意が必要なのは、Mac OS 8.x + Carbon はあくまでも従来の Mac OS で動作しているわけだから、メモリ管理も従来のままだってことです。Carbon は System Heap にメモリをとるような API は使えないから注意。


2000/2/27
[Software] SideClip 1.0a3 を公開

68Kアプリ(SimpleText など)から画像データをドラッグ&ドロップするとハングする問題を修正しました。


2000/2/26
[Book] μCsimm & μClinux【後編】

今月の Software Design(技術評論社)に μCsimm & μClinux【後編】が載ってますね。後編ってことは先月号に前編が載ってたのか、見逃してた...

μCsimm ってのは以前このページでも紹介したけど、モトローラの DragonBall を SIMM サイズの基盤に載っけたマイクロコンピュータ(?)です。

[Web] 実験室のページを作成

開発中のソフトウェアを公開するための実験室のページを作成しました。


2000/2/25
[NASDA] クリスマス島をHOPE-X着陸場として使用

なんか「ロケットガール」(野尻抱介)の世界を地でいってますねぇ(笑)

[Software] SideClip 1.0a2 を公開

ほとんど変わっていないのだけど、ちょっと気になるところがあったので少しだけ修正しました。

それと、ディレクトリを ~gnue/lib/test/ から ~gnue/lib/lab/ に変更したので注意して下さい。


2000/2/24
[Software] SideClip 1.0a1 を公開

αテストのために SideClip 1.0a1 を公開しました。でも、まだ Lab(実験室)のページができていないので ここから直にダウンロードして下さい。

さて機能ですが、簡単に説明すると「Macintosh において Newton OS ライクなマルチクリップボードを実現するソフト」です。

αバージョンなので動作はあやしいし、まだアイコンすらありません。勇気のある方は試してみて下さい(をいをい(^^;)

なお、不具合、動作確認、疑問等ありましたらメール下さい。


2000/2/20
[Birth] Yos さんに娘が誕生

おめでとう(^^)


2000/2/19
[New PowerBook G3] FireWireターゲットモード

FireWire と搭載した新しい PowerBook G3 だけど、SCSI モードの替わりに FireWireターゲットモードというのがあるそうです(参照:MacWire

起動時に T(arget) キーを押すと FireWireターゲットモードに入り、FireWire ポートのあるマシンにハードディスクとしてマウントできるそうです。うーん、これはいいかも。

DOS(FAT) のパーティションを切っておけば Windows にもマウントできるのかな?

[Software] α・βテストのためのページを近日公開予定...のつもり(^^;

自作ソフトウェアのα・βテストのために、Lab(実験室)というページを近いうちに公開するつもりです。

なお、βテストが終了したソフトウェアはキーウェアとして公開することになります。


2000/2/12
[Newton] Newton PkgInfo for Macintosh 1.0a3 を登録

1.0a2 を登録してからまだ1日もたっていないけど、'BNDL' の不備のためにドラッグ&ドロップができないという問題が判明しましたので、それを修正した 1.0a3 を登録しました。

ま、'BNDL' の修正だけだと何なので、ファイルタイプの変更もできるようにしました。これで、DOS 互換のために Mac のファイル情報を持たない場合でも、簡単に Newton のパッケージのファイルタイプに変更できます。

[Newton] Newton PkgInfo for Macintosh 1.0a2 を登録

Mac OS 8.5 以外のシステムバージョンでクラッシュするバグを修正しました。たぶん、今度は大丈夫だと思います(^^;

なお、1.0a2 より Text Encoding Converter がいらなくなりました。


2000/2/11
[Newton] Newton PkgInfo for Macintosh 1.0a1 のバグ

原因がわかったので今日中に修正版(1.0a2)をアップします。

それまでは Mac OS 8.5 ユーザ以外は使わないで下さい。確実にハングします(^^;

[Newton] Newton PkgInfo for Macintosh 1.0a1 の動作報告

沢田さんより

  • Power Mac6300/120 OS8.01 でフリーズ
  • iBook OS8.6 で爆弾
  • というご報告をいただきました。いろいろ原因は考えられますが、うちの PB2400 では再現しないので原因がなかなかわかりません。

    「うちの環境では動いたよ」とか「うちでは爆弾がでた」とかでいいですので、PkgInfo を試してみられたかたはメールをしていただけると助かります。


    2000/2/10
    [Date] 日付を訂正(^^;

    さっき気がついたのだけど、2/4 の書込みがなぜか 2/14 (未来だ(^^;)になってますね。修正しました。

    [Newton] Newton PkgInfo for Macintosh 1.0a1 を公開

    Newton のページで上記のソフトウェア(名前が長い(^^;)を登録しました。

    以前、「やる気のないニワトリ」で PkgInfo という Newton にインストールされているパッケージの情報を見るソフトウェアをつくったのだけど、それの Mac 版です。Newton にインストールしなくても Mac 上で(Newton の)パッケージ情報を見ることができます。


    2000/2/14 4
    [Mac OS X] マウスオーバーとガムドロップ

    Pierre Design さんで掲載されている「OS X: A First Look」の翻訳についてのコメント(1/25)の続きです。

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    Microsoft のソフトウェアでは唯一使っているのが Internet Explorer(以後 IE)なのだが、IE でいつもうっとおしいなあと思っているのがこのマウスオーバーである。勝手にバルーンを出さないで欲しい。

    基本的にマウスオーバーというユーザインタフェースはあまり好きではない。結局は「うっとおしいし」か、それとも「かくれんぼ遊び」をしてしまうかのどちらかだからだ。

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    ガムドロップ・ウィンドウコントロールに関してだが、ガムドロップについて書いた記事はどれも基本的なことを見落としているように思う。

    みんなガムドロップのような配色によるユーザインタフェースを新しいものだと思っているようだが、実はそうではない。私の記憶に間違いがなければ、この配色によるユーザインタフェースは今はなき PiPPiN で提案されていたものである.....と、思う。

    PiPPiN に関してはあまり注目してなかったので記憶が定かではないのだが、確か PiPPiN コントローラのボタン(これに色がついている)とディスプレイに表示されている機能を色で対応させることにより、どのボタンを押したらいいかがユーザに一目瞭然でわかるようにガイドラインが決められていたと思う。

    コントローラはキーボードと違いボタンの数に限りがあるので、ひとつのボタンを複数の機能で使う必要がある。そのために、ボタンに意味のあるアイコンをつけることができなかったわけだが、Aqua のガムドロップにおける + や - などのアイコンは PiPPiN の○×△を思い起こさせる。

    つまり、Aqua のガムドロップはマウスでもキーボードでもなく、コントローラのためのユーザインタフェースであるということである。

    邪推をするならば、Apple は PiPPiN のようなスタイルの Mac OS X 搭載機を考えているのかもしれない。仮にこれを PiPPiN X と呼ぶことにすると、PiPPiN X はカーネル(Darwin)を ROM に焼き、UI を必要としないソフト(例えば DVD Video)ではシステムディスクは必要ない。

    PiPPiN の頃と違い、今は iDisk もあれば Mac OS X Server による NetBoot もある。使える環境は揃っているわけだ。