Q) ウェブブラウザからリンクのある画像データ(GIF/JPEG)をクリッピングし、それをファインダーにドロップするとインターネットロケーションファイルになります。しかし、このインターネットロケーションファイルを開くと GIF/JPEG の URL を開き画像が表示されます。
テキストのリンクの場合はちゃんとリンク先の URL に飛ぶのに、画像データの場合はそうなりません。これは直感的ではないし、変です。ちゃんとリンク先の URL に飛ぶか、ウェブブラウザから直接ファインダーにドロップしたときのように画像ファイルが作成されるべきだと思います。
A) 確かにご指摘のとおりだと思います。しかし、これはみかけほど単純な問題ではありません。
まず、リンク先の URL に飛ぶべきだということについてですが、これはウェブブラウザがドラッグ&ドロップのときに情報を送ってくれないので SideClip のほうではどうしようもありません。なぜウェブブラウザ(NN も IE も)がテキストのときは送るのに画像のときにはリンク情報を送ってくれないかはわかりません。たぶん、それなりの理由があるのでしょう。
次にウェブブラウザからクリッピングされた画像をファインダーにドロップするとインターネットロケーションファイルになってしまう問題ですが、SideClip としては「画像の URL」と「PICT」(どちらもウェブブラウザからドラッグ&ドロップのときに受け取ったもの)をファインダーにわたしています。しかし、ファインダーのほうとしてはテキストデータの情報を優先して、PICT データを無視してしまいます。「なぜ?」とは聞かないで下さい。私には Apple の開発者の考えはわかりません。たぶん、こういうケースを想定していないだけかもしれません。
一番ベストな解決策はウェブブラウザ(NN や IE)とファインダー(by Apple)がプログラムを修正してくれることです。しかし、まぁそれは現実には期待薄です。
基本的に SideClip としてはなるべく情報を削らないようにしたいと考えていたのですが、現実問題として直感性が損なわれることのほうが深刻です。そこで、ウェブブラウザから画像データをクリッピングする場合には画像データの URL を含むテキストデータを破棄し、PICTデータのみをクリッピングするようにしたいと思います。たぶん、これで不自然な動作は回避できると思います。
なお、この修正は次のバージョン(1.02)で行います。