PalmFan さんが書いている Zaurus が「業務用の印象が強い」というのは一般の印象と隔たりがあるということについてですが、一般にはあまり知られていませんが俗に「業務用Zaurus」と呼ばれる市販の製品とはまったく別のものが存在します。企業向けにアプリの開発、一括導入(これが重要)を行っているそうです。
たぶん「業務用の印象が強い」とコメントした人はコンシューマ用(市販売り)のほうじゃなくて、その業務用Zaurus の部署の人じゃないかと思います。だから、一般の人の印象と違うんでしょう。
一般の人(消費者)にはわかりにくいと思いますが、大手メーカーにとってはコンシューマ向け商品というのはよっぽど数がでない限りそれほどおいしいビジネスではないんです。メーカーとしては、付加価値が高く、利益率のいいシステムの一括導入のほうがビジネスとしては全然いいんです。
Palm がビジネスとして注目されるきっかけになったのは、IBM が Palm を採用し IBM の開発している業務用システムに導入されたことですよね。これもそういう事情と関係あるわけです。
シャープとしては業務用Zaurus で確保していた市場を、最近コンシューマ分野でネームバリューが上がってきた Palm に荒らされるのを恐れているんでしょう。