上記で「新規の Linux PDA 参入にはメリットがない」と切捨てたがここでは別の可能性について考えてみる。
エンドユーザ向けとして考えるのなら確かにメリットはないのだがちょっと視点を変えて既存の製品に満足できない特殊なユーザ向けの製品としてはどうだろう。
例えば、入出力まわりのモジュール(ディスプレイ、キーボード、内部メモリ、外部ストレージ...etc)や匡体・ボードのサイズ/IFを規格化してユーザが好きな組合わせでモジュールを組み立てオリジナルの PDA をつくれるような製品である。これは単純に自作 PDA としてだけではなく、小ロットの携帯アプライアンス機器や製品化前の安価な試作品としても使えるものを考えるのならば実際の利用価値も高い。
規格化と大量生産によりローコストなモジュールが出回るにようなればなかなか面白いカテゴリを形成することになると思うのだがどうだろう。