Io

以前 sumim さんに教えてもらったプロトタイプベースのオブジェクト指向言語。いつのまにか日本語のリファレンスマニュアルなんてできてたんですね。

面白いなと思ったのはアクタによる並行動作ができるところ。どうも UNIX の fork とかって気持ち悪さがつきまとうのだけど、アクタだと自然に並列処理が受け入れられるような気がする。sumim さんはアクタ理論というとオブジェクト指向との繋がりをイメージするようだけど、私的には初めてアクタ理論を知ったのは並列処理コンピュータに関する書籍(訂正)だったので並列処理のための理論というイメージが強い。

あとコルーチンという用語を久しぶりに聞いたような気がする。コルーチンというと(使ったことはないが) modula2 を思い出す。

訂正:20年近く前なので記憶があやふやだが、並列処理コンピュータではなく一般的なコンピュータサイエンスの書籍だったかもしれない。そのときアクタ理論(モデル)がデータフローモデルに非常に似ているという感じたので並列処理と結びついて覚えていたのかもしれない。Google で検索すると「アクタ・モデルを介したデータフロー・モデルによるオブジェクト指向の実現」という論文があった。

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