認知的不協和、不審の自発的棚上げ、センス・オブ・ワンダー

On Off and Beyond という blog で「認知的不協和」という言葉が載っていた。うーん、なんか非常に懐かしい。学生時代とか心理学や認知科学の書籍を読んでいたらよく出ていた言葉で結構お気に入りだった。ユングとかフロイトとかって正直いまいちピンとこないのだけど、認知的不協和というのはすごく実感できる。

On Off and Beyond では Treo のことを話題にしているが、これは Newton や Mac でも通ずるものがあるなぁ。もっとも同じ苦労させられても Windows には愛着を感じないのは不思議である 😛

「認知的不協和」という懐かしい言葉が出てきたので、お気に入りの用語をいくつか紹介してみることにする。

「不審の自発的棚上げ」、確かハヤカワFT文庫の解説で紹介されていた言葉だったと思う。ファンタジーを読むときにはありえない不思議なことを自発的に棚上げする作用が自動的に働いているということ(まんまじゃん(^^;)なんだけど、SF でも同じことが言えるし、程度の差こそあれ普通の小説でも同じ作用が働いているのだと思う。これを小説やフィクションだけでなく一般化して考えてみると意外と身近なところで不信の自発的棚上げが行われていることがわかる。

「センス・オブ・ワンダー」、言わずと知れた日本SF界の金字塔。「SF はセンス・オブ・ワンダーだ」ですべてが説明できてしまう万能の言霊 🙂

ふと思うのだが、最近あまり本を読んでいないこともあり新しい“言葉”に邂逅(であえ)ていないような気がする。

シリコンバレー人はTreo好き(On Off and Beyond)

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