31日目、あとがき他。
とりあえず読了。
[この書籍のいいところ]
– とりあえず「とっかかり」にはなる
– 実際にクラックしてみせてその対策としてコードを変更するところ(筆者な妙なノリはちょっと趣味ではないけれど)
– 反面教師的に「俺だったらこうはしないぞ」というモチベーションを与えてくれる。これが MINIX の教本だったら「お説御もっとも」とお腹いっぱいになって終わりになってしまうところだろう
[この書籍の悪いところ]
– 本来 APPENDIX で掲載すべき情報をウェブサイトの紹介ですませてしまっている
– 一次資料へのリンクがない
– 読者ターゲットが微妙。あとがきにもあるように意図的なものであることはわかるのだが、初心者向けに書かれた C言語のソースコードは中級者以上にはストレスがたまり過ぎ
[この書籍では教えてくれないこと]
– 仮想記憶
– アクセス競合
– HDD, CD-ROMアクセス
– ドライバ
– main 関数を使った普通の実行プログラム
– EFI
– x86(IA32)以外の CPU
– ほか、いろいろ
[いまさらだけど]
– PC互換機の仕様って古くさい
– x86(IA32) の建て増しを繰り返した構造は汚い